ごあいさつ
「自分の為に自分の写真を撮ってもらうこと」って
あなたはどう思いますか?
モデルさんみたいにキレイじゃないし
恥ずかしいし
そもそもそんな写真を撮って何になるの?
それってほんとに生きてく上で必要なの?
そう思うかもしれません。
私はめちゃくちゃそうでした。
風景、食べ物、子供の写真は増えていくけど、自分の写真はほとんどなかったんです。
2021年5月。
突然、私の髪が3週間でほぼ9割抜け落ちました。
とても驚き、悲しみました。
でも、そんな自分をなんとか受け止めた時。
ふと、この今の姿を写真に残してみたいと思ったんです。
だけど迷いました。
敢えてこの辛い思い出を残さなくても良いんじゃないかな
どこかに発表したり、誰かに見せる予定もないし、
ただ自分の為だけに時間とお金をかけるのって無駄なんじゃないかな、って。
でも。
「ふと」の声を大事にしてみようと撮影してもらったんです。
あれから何年か経った今。
その写真は私の宝物になっています。
抜けた髪がまた生えてきたタイミング。
生え揃ってきて「普通の自分」に戻ってから落ち着いて見る
「あの時」の自分の姿にものすごい勇気をもらったんです。
自分には特別な才能は何もない、人より優れた何かがある、誰かに役に立つことなんて何もない普通の人間で、
あの時は無駄かもと思った写真だけど。
写真の中には
辛いことに向き合って、前向きに乗り越えてきた過去の自分が確かにいたんです。
何もないと思っていたけど、もしかしてこの出来事に向き合えたことはすごいことなのかもしれないって思わせてもらえたんです。
あなたが歩んできたこれまでの人生の中で、
その時々に少しでも良いと思う方を選んできたこと。
たとえ自分では大したことがない、些細なことと思っていても、
その積み重ねは、ものすごい魅力とパワーがあると感じています。
「あなたポートレート」は、そんなあなたの歩みをそっと映す写真。
今のあなたを見つめて、これからの自分にエールを送るような時間になればと思っています。



